
はじめに
このページをご覧になっているということは、あなたは非正規雇用で働く労働者の方なのかもしれません。
このブログでは、非正規雇用の労働者が副業による収入を得て、現在の困難を抜け出し、自ら幸せな未来をつかむための方法について述べていきます。
ですが、その前に、まずは自分が置かれている状況を直視しなければなりません。今現在、自分がどこにいるのかも分からずに、目的地へ出発することはできないからです。
この記事には、あなたにとって耳の痛い内容が含まれているかもしれません。目を覆いたくなるような部分もあるでしょう。
しかし、どうか現実から目を背けないでください。
大きな困難に直面したとき、「もうほとんどどうしようもない」ほどの絶望の淵に立たされたとき、「もう一人の自分」との出会いがあるのです。
非正規雇用の定義と推移
非正規雇用(ひせいきこよう)は、いわゆる「正規雇用」以外の有期雇用をいう。(出典:Wikipedia)
「非正規雇用」を分かりやすく言えば、「正社員」以外の労働者だと考えればよいでしょう。その中には、「パート」や「アルバイト(フリーター)」、「契約社員」や「派遣社員」も含まれます。
2014年において、日本には非正規雇用者が約2000万人おり、10年前に比べると約2倍に増加しています[1]。
また、年齢別に非正規雇用者の割合を見ると、近年、どの年齢においても非正規雇用者の割合は増えており、「25~34歳」という結婚適齢期の若者においては、約3.5人に1人が非正規雇用となっています[1]。
もちろん、「少子化によって若い世代の正社員が減っている」という人口構造の問題もありますが、大企業が雇用の調整弁として非正規雇用を拡大してきた影響も決して小さくはありません。
非正規雇用者が抱える4つの問題とは?
今現在、あなたが非正規雇用者であるならば、あなたは以下のような問題を抱えているはずです。
1. 賃金が安い
以前に比べれば、正社員と非正規雇用者との賃金格差は縮小してきていますが、それでも正社員の平均月収が「32.1万円」であるのに対し、非正規雇用者は「20.5万円」と10万円以上の差があります[2]。
そして、正社員は毎年給料が少しずつ上がっていきますが、非正規雇用者の昇給はほとんど望めません。
さらに、賞与(ボーナス)や退職金がないか、あっても雀の涙ほどであることが、非正規雇用者の経済状況を一層厳しいものにしているのです。
2. 雇用が不安定
日本で非正規雇用が拡大した背景として、「正社員は解雇しにくい」という経営上の都合が挙げられます。
第十六条 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。(労働契約法)
戦後の高度経済成長期においては、企業は常に人手不足だったため、労働者を正社員で雇用するのが一般的でした。
しかし、バブル崩壊後の不況を経験し、景気の波に対応するため、企業は単純労働を非正規雇用者でまかなうようになります。
このように、非正規雇用者は「雇用の調整弁」としての役割を求められていますので、景気が悪くなれば真っ先に解雇されます。
2008年の「リーマンショック」から始まった世界的な不況において、製造業による大規模な「派遣切り」が発生したことは記憶に新しいでしょう。
3. 結婚できない
結婚において、男性は「ルックス」、女性は「収入」を重視します[3]。
女性は結婚に対して現実的な面があり、相手の収入が低いと「家族が生活できないのでは?」と考え、その男性は恋愛対象からはずされてしまうのです。
また、男性側も「自分の収入じゃ家族を養えない」と恋愛や結婚を躊躇してしまい、少子化の大きな要因となっています。
「平成24年度国土交通白書」によれば、女性は年収に関係なく「恋愛・結婚」していますが、男性は年収が多いほど「既婚・恋人あり」の率が高くなっています[4]。
グラフを見る限り、「年収400万以上」というのが男性が結婚できるかどうかの一つの目安になるのではないでしょうか。
4. 自分の老後の問題
非正規雇用の人が忘れがちな事として、自らの老後の問題があります。
非正規雇用者は、労働時間が短いため、社会保険(健康保険・厚生年金保険)の対象からはずれてしまう人が多いのです。
そのため、平成28年10月1日より、社会保険の適用が拡大されました。新しくなった加入条件は以下のようになっています[5]。
これらをすべて満たせば、非正規雇用者でも社会保険の対象となりますが、一つでも当てはまらなければ、やはり適用はされません。
その場合、加入している年金制度が「国民年金」のみとなり、保険料をしっかり納めて満額受給できたとしても「月6.5万円」です。
しかも、支給が開始されるのは「65歳から」です。
「月6.5万円」でどうやって生活していくのでしょうか?
また、60歳から65歳までの無収入の期間をどう乗り越えるかも考えなければなりません。
前述のとおり、非正規雇用者は結婚できないので配偶者に頼ることもできません。当然子供もいないので、子供にも頼れません。
低収入なので貯金もありません。退職金も出ません。
これこそが、まさに非正規雇用者の「低年金・無年金」の問題なのです。
まとめ
ここまでの記事を読んで、背筋が「ゾッ」とした方も多いのではないでしょうか。
非正規雇用者の未来──。
それは、貧しくて、寂しい未来です。
あなたは変わらなければなりません。
そして、「今すぐ」行動を起こさなければいけません。
「このままの自分じゃ嫌だ!」という思いが「力」になります。
今日という日、この記事を読んで感じた「不安」や「恐怖」を胸に刻み、決して忘れないでください。
これから、あなたは副業を行い、「お金を自分で稼ぐ力」を身に付けていきますが、その道のりは決して楽なものではありません。
ですが、とても楽しくてワクワクする道です。
ここまで真剣に記事を読んでくれたあなたなら、きっとできるはずです。
「未来の自分」を変えるために。
出典
1.「総務省統計局ホームページ」(http://www.stat.go.jp/info/today/097.htm)
2.「平成27年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2015/dl/06.pdf)
3.「pairsコラム」(https://www.pairs.lv/philosophy_of_love/248/)
4.「平成24年度国土交通白書」(http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/pdf/np102200.pdf)
5.「政府広報オンライン」(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201607/2.html)
fxもやっていましたが
けっよく フリーフォトがいいね~
実力次第ですね~
FXのように、失敗すると資金がマイナスになるようなものは、
副業に向いていないと考えております。
写真をほめていただき、ありがとうございます。
写真は、「写真AC」から記事のイメージに合ったものを選んでおります。